彦根の伝統野菜「大藪かぶら」をPR 高校生がスーパーで販売

彦根市に伝わる伝統野菜「大藪(おおやぶ)かぶら」をPRしようと、地元の高校生たちが農家の人と一緒にスーパーで販売に取り組みました。

「大藪かぶら」は、彦根市大藪町で作られてきた紫と白のコントラストが美しいかぶです。
ことしも収穫の時期を迎え、19日に彦根市内のスーパーでとれたてのかぶらの販売会が開かれました。
販売会には大藪かぶらを復活させようと活動している彦根東高校の2年生4人も参加し、農家の人と一緒に販売しました。
大藪かぶらは、やわらかな肉質が特徴で、生徒たちは、高校の料理部の生徒たちと一緒に考えたかぶらを使った餃子のレシピを紹介するなどして、買い物客に売り込んでいました。
そして、およそ2時間で用意した120個のかぶらをすべて売り切っていました。
生徒たちにかぶらの作り方を教えている農家の北村善夫さんは「若い人が彦根の伝統野菜を一緒に販売してくれることは最高にうれしいです」と話していました。
彦根東高校2年生の大石恵里花さんは「買って帰った人に大薮かぶらの話を家でもしてもらうことで、かぶらの輪が広がってくれたらうれしいです」と話していました。