長浜 「山本山のおばあちゃん」オオワシことしも飛来

地元で「山本山のおばあちゃん」の愛称で親しまれているオオワシがことしも越冬のため長浜市に飛来したことが確認されました。

オオワシは体長およそ1メートル、翼を広げると2メートル50センチほどになる大型のワシで、非常に限られた範囲に生息していることから国の天然記念物や絶滅危惧種に指定されています。
越冬のため、ロシアのカムチャツカ半島から北海道を中心とする北日本に飛来しますが、長浜市の湖北野鳥センターによりますと、18日、長浜市の山本山に1羽の雌のオオワシの飛来を確認したということです。
翼の白い模様の特徴から、地元で「山本山のおばあちゃん」の愛称で親しまれているオオワシだということで、長浜市へ飛来が確認されるのは26年連続です。
オオワシは例年、2月下旬までびわ湖で魚などをとりながら冬を越すということです。
長年、オオワシの観察を続けている湖北野鳥センターの植田潤所長は「ことしも元気な姿を見せてくれてとてもうれしいです。ぜひ”奇跡のオオワシ”を見に来てほしいです」と話しています。