SNS通じFX投資詐欺か 栗東の女性が約3800万円の被害

SNSを通じて知り合った人物から外国為替証拠金取引、いわゆるFXの投資話を持ちかけられた栗東市の女性が、およそ3800万円をだまし取られました。
警察は詐欺事件として捜査するとともに、県内で同じような被害が相次いでいるとして注意を呼びかけています。

警察によりますと、ことし4月、栗東市の70代の女性が、SNSを通じて知り合った人物から「FXの投資をサポートする」などと投資話を持ちかけられ、女性の自宅に投資に関する本や投資アプリがインストールされたスマートフォンが送られてきました。
女性が相手の指示に従って指定された口座に入金したところ、アプリ上で利益が出ているように表示されたことから、ことし9月までの間に20回以上にわたり投資の資金などとしてあわせておよそ3800万円を振り込んだということです。
その後、女性は相手から「利益を引き出すには1000万円の税金がかかる」などと言われ、自分の口座からさらに預金を引きだそうとしたため、不審に思った銀行の職員が警察に通報し、被害が発覚したということです。
警察は、詐欺事件として捜査するとともに、県内では同じような被害が相次いでいるとして、SNSで知り合った人物が投資話を持ちかけてくるものはすべて詐欺であり、絶対に応じないよう注意を呼びかけています。