草津の大型プール施設 水深変更で8億円余を予算に追加

2年後の「国民スポーツ大会」の会場の1つとして建設が進められている草津市の大型プール施設で、飛び込み競技用のプールの一部を当初の計画より1メートルほど深くすることになり、新たに8億円余りが予算に追加されることになりました。

滋賀県と草津市は、およそ150億円をかけて西日本で唯一1年を通して使える飛び込みプールや、深さを自由に変えられる50メートルプールなどを備えた地下1階、地上3階建ての大型プール施設の建設を進めています。
このプールについて、先月(9月)、日本水泳連盟から「国際レベルの選手の育成ができるよう、さらにすぐれた施設を目指してほしい」という要望書が届けられ、県と市で検討した結果、飛び込み競技用のプールの一部を当初の計画より1メートルほど深い、水深5メートルにする追加工事を行うことを決めたということです。
追加工事にはおよそ5億8000万円かかり、草津市は、物価変動費用とあわせて8億2000万円あまりを追加する補正予算案を議会に提案することにしています。
プールの整備費の半分は県が負担していて、追加の工事費は、最終的にすべて県が負担するということです。
これについて三日月知事は、17日の記者会見で、「そのままつくるという方法もあったかもしれないが、今後の活用に資するようにしようと判断した。JR草津駅から近いところに施設が整備されるので、さまざまな大会を誘致したい」と話していました。