国の理系人材育成支援事業に滋賀大学選ばれる

理系人材の育成を目指した大学などの取り組みを支援する国の事業に、県内からは滋賀大学が選ばれました。

文部科学省は今年度から、デジタルなど成長分野の理系人材の育成に向けた大学や高等専門学校の取り組みを支援する事業を始め、県内からは滋賀大学が選ばれました。
滋賀大学は、2017年に日本で初めてビッグデータの分析などを学ぶデータサイエンス学部を彦根キャンパスに設置しています。
今回、国の事業に選ばれたことで、今後10年間で最大で20億円程度の助成が受けられることになり、大学は再来年度(2025年度)からデータサイエンス学部の定員を現在の1.5倍にあたる150人に増やすことにしています。
また、2031年度までに順次、データサイエンスを学ぶ大学院の定員を、現在の40人あまりから2倍以上に増やすとともに、担当教員の増員や講義室・研究室の増設も進めていくということです。
滋賀大学は「データサイエンス・AI分野のトップランナーとして、日本の産業と社会の高度化に積極的に貢献していきたい」としています。