ことしの大津祭 厄よけの「ちまき」まき 曳山の停止中に

豪華な曳山が大津市内を巡行することしの「大津祭」について、祭りの運営団体などは雑踏事故を防ぐため、厄よけの「ちまき」をまくのは曳山が停止している時に限る、などとした実施要領を発表しました。

ことしの「大津祭」は、4年ぶりに13基すべての曳山がそろって開催されることになっていて、去年より1万人多いおよそ17万人の見物客が見込まれています。
祭りを運営する大津祭曳山連盟と大津祭曳山責任者会は、曳山が巡行する来月(10月)8日の「本祭」で雑踏事故を防ぐため、厄よけの「ちまき」を、曳山から見物客や付近の住民に向けてまくかどうかについて、検討を続けてきました。
そして27日、実施要項が発表され、曳山が停止している▼巡行の出発前や▼からくりの演目が披露される場所に限り、「ちまき」をまくことを認めるとしています。
一方で「混雑の状況によっては、臨機応変に対応する」として、安全の確保に最大限努める方針です。
また特に人が多く集まると予想される一部の区域については、いかなる状況でも「ちまき」をまくことを禁止するとしています。
大津祭曳山連盟は「安全対策を徹底するため、曳山の車輪にくさびを入れるなどして動かない状態にしたあと、ちまきをまくようにするので、見物客の皆さんにもご理解いただきたい」としています。