草津市 市議選で落選の候補に当選祝い訪問 誤りに気づき謝罪

10日に投開票が行われた滋賀県草津市の議会議員選挙で、市が落選した候補者の事務所に誤って当選の祝いに訪れていたことが分かりました。
草津市は候補者に謝罪したということです。

草津市によりますと、10日に投開票が行われた市議会議員選挙で、市は当選が確実と判明したすべての候補者の事務所を訪問して祝いのことばを伝えていたということですが、このなかで、実際には63票差で落選した参政党の新人、中田裕美氏を開票が終了する前に誤って当選と判断し、辻川明宏副市長が事務所で当選の祝いを伝えていたということです。
当時、草津市では秘書課の職員がどの候補が当選ラインを超えたかいち早く把握しようと、開票所で独自の集計をしていましたが、中田氏の票が置かれていたかごに別の候補の票が混ざっていたため票の計算を誤ったということです。
市は、誤りに気づいたあと中田氏に謝罪し、12日に改めて本人と党の関係者に経緯を説明したということです。
草津市は「少しでも早く当選を知らせに行こうとして誤った情報で動き、大変なご迷惑をおかけした。再発防止に努めます」とコメントしています。
参政党滋賀県連は「市には再発防止の徹底をお願いした。あってはならないことで大変遺憾に思います」とコメントしています。