滋賀ゆかりの打楽器奏者が集合 米原市で本番前にリハーサル

米原市にある県立文化産業交流会館の開館35周年を記念して、滋賀ゆかりの打楽器奏者などによるコンサートが開かれるのを前に、7日、リハーサルが行われました。

このコンサートは、米原市の県立文化産業交流会館がことしで35周年を迎えたことを記念して企画され、滋賀ゆかりの打楽器奏者ら20人が現代音楽の巨匠スティーヴ・ライヒの代表曲、「ドラミング」という曲を演奏します。
9日からの本番を前に、7日は、メンバー全員が集まり、全体を通してのリハーサルが行われました。
「ドラミング」という曲は、ボンゴという小型のドラムやマリンバなどの打楽器を中心に、それぞれの奏者が少しずつリズムをずらして演奏するのが特徴です。
初めは、少人数が向き合ってボンゴのリズムが始まり、音色の違うマリンバなどに引き継がれていき、終盤は、すべての楽器が重なって力強く奏でられます。
奏者たちは、本番さながらの集中力で演奏に臨み、互いのリズムなどを最終確認していました。
ボンゴを担当する大津市出身の中谷満さんは「滋賀にゆかりのある打楽器奏者がこれだけ集まって、演奏できる機会はなかなかない。リズムがずれていくことで生まれる曲の高揚感を楽しんでほしい」と話していました。
このコンサートは9日、米原市の県立文化産業交流会館で行われるほか、10日は、大津市のびわ湖ホールで行われます。