大津市の高校でプログラムを組んでドローンを飛ばす授業

高校生たちがプログラムを組んでドローンを飛行させる仕組みを学ぶ授業が8月31日、大津市の県立膳所高校で行われました。

文部科学省から、理数系の教育を重点的に行う「スーパーサイエンスハイスクール」に指定されている膳所高校は、ドローンのプログラミングを学ぶ授業を去年から行っています。
31日は、理数科の2年生39人が参加し、大学の研究者から、ドローンの扱い方や入力の方法などについて、説明を受けました。
続いて、生徒たちは、パソコンを使って、「上昇」や「回転」といった動きや「飛行距離」などを入力し、プログラムを組んでいきました。
それが終わるとドローンに指示を送り、プログラムどおり床から50センチほどの高さまで浮き上がったあと、ゆっくり着地すると、生徒たちは、うれしそうな表情を見せていました。
さらに生徒たちは、より詳しいプログラミングに挑戦し、ドローンのカメラで自分たちの集合写真を撮影したり自分の顔を認証させたあと、顔を左右に揺らしてドローンがその動きに反応することを確かめたりしました。
生徒の一人は「自分が入力した命令で動くドローンの様子を見て、プログラミングの楽しさを感じました」と話していました。
講師を務めた金沢大学の軸屋一郎准教授は「プログラムの中身や構造に理解を深めてもらい、将来のよりよい選択につながればうれしいです」と話していました。