滋賀県内の障害者の就職件数 2年連続で増加

昨年度、障害者が滋賀県内のハローワークを通じて就職した件数は1349件と、2年連続で増加し、滋賀労働局は「コロナ感染のリスクから控えられてきた求職や採用活動が活発に行われるようになったためではないか」としています。

滋賀労働局によりますと、昨年度、障害者が県内のハローワークを通じて就職した件数は1349件で、前の年度と比べて103件、率にして8.3%増え、2年連続で増加しました。
また、新規に就職を希望した障害者のうち、就職した人の割合を示す就職率は50.4%で、全国平均を6.5ポイント上回りました。
このうち、精神障害者は、前の年度より7%増えて608件、知的障害者は、22.8%増えて355件、一方、身体障害者は、249件と0.8%減りました。
就職先の業種は、▽「医療・福祉」が431件と最も多く、次いで▽「製造業」が289件、▽「サービス業」が166件などとなっています。
また、仕事の内容別では、▼「運搬・清掃・包装など」が410件、▼「事務」が272件、▼「生産工程」が261件などとなっています。
滋賀労働局は「コロナ感染のリスクから、障害者自身も求職活動を控え、企業側も面接や職場体験などの採用活動を控えていたが、コロナ禍が収まったことで、活発に行われるようになったのではないか。引き続き、就職や職場への定着を支援していきたい」としています。