守山市の「風流踊」がユネスコ無形文化遺産に登録され伝達式

華やかな衣装を身につけお囃子にあわせて踊る「風流踊(ふりゅうおどり)」のひとつ、「近江のケンケト祭り長刀(なぎなた)振り」がユネスコの無形文化遺産に去年、登録されたことを祝って、認定書のレプリカを関係者へ渡す伝達式が29日、守山市役所で行われました。

「近江のケンケト祭り長刀振り」は、子どもたちを中心に「ケンケト、ケンケン」のかけ声に合わせて踊ったり、なぎなたを振り回す舞を披露したりするのが特徴です。
守山市内では毎年5月に2つの神社の祭りで披露されていて、守山市役所で行われた伝達式には2つの保存会の関係者などが出席しました。
そして、守山市の森中高史 市長がそれぞれの保存会の代表にユネスコ無形文化遺産の認定書のレプリカを手渡し、「この伝統ある祭りが世界的に認められたことは大変喜ばしいです」と述べました。
保存会のひとつ、下新川神社伝統文化保存会の伊藤五作会長は「祭りの継続と伝承という責任の重さを感じています。日本の誇れる祭りとなるよう努力を続けていきたいです」と話していました。
また、小学6年の男子児童は「『長刀振り』を披露するのは緊張しますが、これからも祭りの魅力を伝えていきます」と話していました。
守山市役所では、この祭りで実際に使用されるなぎなたや面などが来月(9月)29日まで展示されています。