大津市のびわ湖ホール 4年ぶりに通常の形でオペラ上演へ

大津市にある滋賀県立芸術劇場「びわ湖ホール」は、1700人収容の大ホールで、4年ぶりに通常のオペラを上演することになりました。

「びわ湖ホール」では、3年前から、出演者同士の距離を確保して新型コロナの感染を防ぐため、歌手たちが入れ代わって登場したり対面にならない向きを維持したりする「コンサート形式」で、オペラを上演してきました。
しかし、新型コロナの位置づけが5類へ移行したことを受け、この秋以降は、セットや照明を備えたコロナ禍前の「演劇形式」に戻すと発表しました。
そして、来年3月には、びわ湖ホールが制作するオペラ、「ばらの騎士」を、1700人収容の大ホールで上演することになり、「演劇形式」のオペラを大ホールで上演するのは4年ぶりです。
会見した「びわ湖ホール」芸術監督の阪哲朗さんは「セットがあったり照明があったり、五感に訴えられる状況に戻ったことはうれしい」と述べました。
また、オペラ、「ばらの騎士」主役の1人を演じる森谷真理さんは「これまでのコンサート形式では、何メートル離れないといけないとか、体の向きまで制限されたりしていましたが、それがなくなって、演劇ができることはうれしいです。オペラはエンターテイメントなので、気軽に見に来てほしいです」と話していました。