新たな農業の担い手育成 米原市に「まいばら農業塾」開講

米原市で、将来、農業をやってみたいという人を対象にした「農業塾」が5日、開講しました。

「まいばら農業塾」と名付けられたこの塾は、農業に従事する人のうち65歳以上の高齢者の割合が8割を超える中、新たな農業の担い手を育てようと、米原市が開講しました。
講義初日の5日、道の駅の研修室に、会社員や主婦の人など、20代から60代のあわせて17人が集まりました。
講義は、まず初めに、野菜作りに詳しい県の担当者を招き、堆肥を混ぜて土を柔らかくしたり酸性の度合いを石灰質の肥料で調節したりして、育てたい野菜に適した土づくりの方法を学びました。
そして、参加者たちは、農場に移動し、貸し出された1人当たり20平方メートルの農地に札を立てて、これからたまねぎやかぶなどを育てていく場所を確認していました。
参加した藤井勝さんは「農業経験はまったくありませんが、無農薬野菜に興味があります。みんなが食べて喜んでくれる野菜を育てたい」と話していました。
参加者は、来年1月までの間に、農作物の育て方や野菜などの販売戦略を学ぶことになっています。