猛暑でびわ湖の水のかび臭さ対策 大津の浄水場が活性炭を準備

厳しい暑さが続く中、びわ湖の水から水道水を提供している大津市の浄水場は、水温の上昇などに伴って発生するにおいを除去するための準備を進めています。

大津市にある柳が崎浄水場は、すぐそばにあるびわ湖から水を取り入れ、ごみを取り除いたりろ過装置を使ったりしてきれいにし水道水を提供しています。
浄水場では夏場のびわ湖で水温が上昇するなどして、特定の植物プランクトンが繁殖することで発生するとみられるにおいを防ぐため、においのもととなる物質を吸着させる粉末状の活性炭を必要に応じて投入しています。
平日には職員が処理前と処理中の水のにおいを実際に嗅いだり専門の機器を使って検査したりしていて、ことしは「梅雨明け」が発表された7月下旬ごろからかび臭さを感じるようになっているということですが、31日の検査では活性炭を入れる判断には至りませんでした。
検査を担当する大津市企業局水質管理課の竹内洋祐さんは「このまま猛暑が続くと活性炭の投入が必要になってきそうです。水道水のにおいが気になる人は多いので、管理態勢を強めていきます」と話していました。