長浜市のプール死亡事故 学童クラブ運営会社が保護者説明会

7月26日、長浜市のプールで、学童クラブの小学生が溺れて死亡した事故で、27日夜、クラブを運営する会社が保護者向けの説明会を開きました。

26日、長浜市のプールで、学童クラブの活動で来ていた市内の小学1年生の男の子が溺れて死亡した事故で、市から委託を受けて学童クラブを運営する会社が、27日夜、市内で保護者向けの説明会を開きました。
説明会は非公開で行われましたが、終了後に会社の代表などが会見しました。
説明会には、会社が運営するほかの学童クラブの児童の保護者も含めておよそ90人が参加し、会社側は事故について謝罪した上で、8月にも外部の専門家を交えた第三者委員会を設け、事故原因の解明を進めていく方針などを説明したということです。
今回、事故が起きた25メートルプールは、柵で深い部分と浅い部分に仕切られていて、死亡した児童は深いほうの水深1.2メートルほどのところにあるレーンを区切るロープにうつぶせに覆いかぶさっている状態で見つかっています。
説明会では保護者から、死亡した児童がなぜ深い部分に入っていたのかや、学童クラブの職員によるプールの監視態勢について質問が寄せられたということです。
警察は、学童クラブの安全管理の態勢など当時の詳しい状況を調べています。

【滋賀県知事 “対策を検証”】
長浜市のプールで、学童クラブの小学生が溺れて死亡した事故について、28日、三日月知事は、定例会見で、「放課後児童クラブの活動での死亡事故は、県内では初の事例になる。事故の際の監視体制がどうだったのかやプールでの活動に対する対策などを検証し、関係者に注意喚起したい」と述べ、8月3日に行われる県と市町の子ども政策を話し合う会議で、情報共有や注意喚起を行う考えを示しました。
また、県内に105か所ある遊泳用のプールに対し、各保健所が監視態勢などについて確認していることを明らかにし、今後、対策について検討することにしています。