草津市の男性 架空請求で2900万円詐取されたか

「有料サイトに登録された」という偽のメールをきっかけに、草津市の60代の男性があわせて2900万円分の電子マネーをだまし取られ、警察は、詐欺事件として捜査するとともに、注意を呼びかけています。

警察によりますと、おととし9月、草津市に住む60代の男性の携帯電話に、「有料サイトに登録された。登録を解除するには電話で確認してください」という内容のメールが届きました。
男性がメールに記載されていた番号に電話をかけたところ、サイトの担当者を名乗る男から「いったん登録料を電子マネーで支払う必要がある。解約金との差額は返金する」などと言われ、男性は、電子マネー60万円分を購入し、その番号を相手に伝えました。
その後も、男性は、同じ男から「複数のサイトに登録にされていて、解除にはそれぞれ金を支払う必要があるが、違約金を差し引いて返金する」などと電話で言われ、去年2月にかけて、100回以上にわたり、電子マネーを購入させられ、およそ2900万円をだまし取られたということです。
返金があるとされた日を過ぎても、お金が戻ってこないことを不審に思った男性が警察に相談して、被害が発覚したということです。
警察は、ウェブサイトの登録料などの名目で、電子マネーの購入を指示するものはすべて詐欺だとして、絶対に応じないよう注意を呼びかけています。