伊吹山 高山植物のシカ対策 三日月知事が自ら登山し視察へ

三日月知事は、シカによる被害が確認されている伊吹山の高山植物などの保全対策を検討するため、この週末、みずから登って現地を視察することにしています。

これは、三日月知事が11日の定例会見で明らかにしました。
伊吹山の山頂付近には、国の天然記念物に指定されている貴重な高山植物や固有種の群落がありますが、10年ほど前からシカによる被害が相次いで確認されていて、県や地元のボランティア団体などがシカの侵入を防ぐ柵の設置などを進めてきました。
三日月知事は会見で、7月15日からの2日間の日程で伊吹山周辺を訪れ、シカの対策に取り組んでいるボランティア団体と意見を交わしたり、実際に山頂まで登ったりして、今後の対策の検討にいかしたいとする考えを示しました。
三日月知事は「これまで県がやってきたことの効果を確認したうえで、現地に出かけて関係者と意見交換し、実情をつぶさに見ることで今後の施策に取り組みたい」と話していました。