コロナ禍の間の2年間 熟成させた日本酒 草津市で試飲会

コロナ禍の2年間、熟成させた日本酒の試飲会が草津市で開かれました。

県内にある2つの蔵元では、3年前、新型コロナウイルスの影響で、日本酒の販売量が減っていましたが、契約農家のコメの作付けは、大幅に減らさないようにしようと、一部の日本酒を熟成して、アフターコロナに販売する計画を立てたということです。
試飲会には、県内の酒店や飲食店の関係者などおよそ50人が参加し、2つの蔵元がコロナ禍の2年間、瓶詰めして冷蔵や常温で熟成させた日本酒を、冷ややおかんにして味わっていました。
試飲した大津市の飲食店経営者は「コロナ禍で、酒を飲む文化がなくなっていくのかと不安に思っていたので、こうして熟成酒ができたことはとても感慨深い」と話していました。
熟成酒を造った畑酒造の畑大治郎社長は「大変満足したできになった。コロナも落ち着いてきたので、これから日本酒を楽しんでもらえれば」と話していました。
また、安井酒造場の安井利晴蔵元杜氏は「濃い味なので、ブリの煮つけなどと合うと思う。飲食店や酒店と協力して頑張っていきたい」と話していました。
この熟成酒は、今月から、県内の酒店を中心に販売されるということです。