安土城をVRで再現 NHK大津放送局で体験イベント

織田信長が天下統一の拠点として築城した安土城を再現したVR=バーチャルリアリティを体験できる催しが6日、NHK大津放送局で開かれました。

安土城は、戦国時代に信長が天下統一の拠点として、びわ湖のほとりに築きましたが、本能寺の変のあと、焼失し、「幻の城」とも呼ばれています。
NHKがことし3月に放送した番組、「歴史探偵」の「VR探検!信長の安土城」では、安土城のVRが紹介され、これを楽しむことができる催しが6日、NHK大津放送局で開かれました。
会場を訪れた人たちは、専用のゴーグルを着けて、いわゆる仮想現実の中にある安土城の外観や「天主」の中などを楽しんでいました。
VRを体験した50代の男性は「信長や家康が好きです。VRで、安土城を下から見上げることができて、なかなかよいなと思いました」と話していました。
一方、滋賀県は、安土城の築城450年にあたる2026年に、最新のデジタル技術を使って城を復元するプロジェクトを進めています。
三日月知事もVRを体験し、「安土城がどのような城だったのかは謎ですが、1つのロマンとして、こういう見せ方があるのだと可能性を感じました」と話していました。
この催しは、7日もNHK大津放送局1階、「びわッピーひろば」で、午前10時から午後6時まで開かれています。