滋賀大 大学院修了生が中小企業など支援のベンチャー企業

滋賀大学の大学院の修了生が、中小企業などを支援する2つのベンチャー企業を立ち上げ、28日、県庁でその概要を発表しました。

ベンチャー企業を立ち上げたのは、滋賀大学大学院データサイエンス研究科を修了した柴坂仁志さんと岡田薫さんの2人です。
このうち柴坂さんは、彦根市で荷物を運ぶトラックが最適なルートを選べるようにするツールなどを開発する企業を、岡田さんは、名古屋市でビッグデータを分析する「データサイエンティスト」に毎月定額で相談や分析の依頼ができる「サブスクリプション」を行う企業を、それぞれ立ち上げたということです。
2人は中小企業や自治体を顧客対象としていて、会見で柴坂さんは「データを活用することで中小企業などの会社が大きくなっていくことに貢献したい」と話し、岡田さんは「最初の一歩を踏み出せていないお客さんに対して、データサイエンスやAIを使ってもらえるように支援していきたい」と話していました。
滋賀大学では、学生の起業を支援していて、今回を含めこれまでに5つのベンチャー企業が誕生したということです。