「ロマンス詐欺」の被害相次ぐ 県警が注意呼びかけ

SNSなどで知り合った相手に恋愛感情を抱かせたうえでお金をだまし取る、「ロマンス詐欺」と呼ばれる手口の被害が県内で相次いでいて、警察が注意を呼びかけています。

いわゆる「ロマンス詐欺」は、マッチングアプリやSNSで知り合った相手に恋愛感情を抱かせたうえで、投資などの名目でお金をだまし取る、詐欺の手口の1つです。
滋賀県警察本部によりますと、去年1年間に県内で警察が認知した「ロマンス詐欺」の被害は57件で、被害額は3億5000万円余りでした。
これは、おととしに比べ、▼件数は16件、▼被害額は1億3000万円余り、それぞれ増えています。
ことしに入っても被害が相次いでいて、5月末までの被害は22件で、被害額は去年の同じ時期と比べて4000万円余り多いおよそ1億7900万円にのぼっています。
ことしの被害を詳しく見ると、被害にあった人は、20代から70代の幅広い年代に及んでいて、ほかの詐欺の手口に比べて1件あたりの被害額が大きくなる傾向にあるということです。
警察は、マッチングアプリやSNSで知り合った人物から持ちかけられる投資話などは、詐欺の可能性が極めて高いとして、周囲の人や警察に相談するよう呼びかけています。