近江鉄道で彦根城の形をした1日乗り放題乗車券販売へ

彦根城の世界遺産登録に向けて機運を盛り上げようと、滋賀県と彦根市でつくる協議会は、7月から彦根城の形をした近江鉄道の1日乗り放題乗車券を販売することになりました。

26日の定例会見で、三日月知事が明らかにした「1デイスマイルチケット」は、彦根城の天守の形をした縦・横10センチほどの特別デザインの乗車券です。
期間は、7月7日からことし9月10日までの金、土、日曜日と祝日限定で、近江鉄道の▼米原駅、▼彦根駅、▼八日市駅、▼貴生川駅、▼近江八幡駅の5つの駅で販売されます。
「1デイスマイルチケット」の販売金額は、通常の1日乗り放題乗車券と同じ、中学生以上が900円、小学生が450円で、2万枚限定です。
また、7月1日から彦根城と甲賀市の水口城を巡る、御城印スタンプラリーも行われ、彦根城天守前事務所や水口歴史民俗資料館などで、スタンプを押すことができるということです。
これについて、三日月知事は「近江鉄道で彦根城をはじめとした県内の城を巡ってもらうことで、公共交通の利用を促進するとともに彦根城の世界遺産登録に向けて機運を高めていきたい」と話していました。