滋賀県内の保育所と認定こども園で13件の「不適切な保育」

こども家庭庁の調査で、滋賀県内では、保育所と認定こども園で、あわせて13件の「不適切な保育」が確認されました。
県は「自治体と情報を共有し、改善に努める」としています。

この調査は、去年、静岡県の認可保育所で、元保育士3人が園児の足をつかんで宙づりにするなど、「不適切な保育」が全国で相次いだことを受け、こども家庭庁などが行いました。
それによりますと、去年4月から12月にかけて、全国の自治体が把握した子どもの人格を尊重しない「不適切な保育」は、認可外保育施設などを含めた保育施設全体で1316件でした。
県内では、「不適切な保育」は、▼保育所で11件、▼認定こども園で2件のあわせて13件が確認されました。
自治体が虐待と認定したケースはありませんでした。
13件の内訳をみると、▼子どもの失敗を責めるなどの「1人1人の人格を尊重しない関わり」が4件と最も多く、次いで▼「罰を与える・暴力的な関わり」と「子ども1人1人の育ちや家庭環境への配慮に欠ける関わり」が2件ずつとなっています。
県の子ども・青少年局は「自治体などの関係機関と連携し、今回の調査後に示された国のガイドラインに基づき、改善に努めていきたい」と話しています。