愛荘町 ブラジル人学校が厳しい経営状況で支援呼びかけ

新型コロナや長引く物価高などの影響で厳しい経営状況に陥っている愛荘町のブラジル人学校がインターネットで寄付を募るクラウドファンディングで支援を呼びかけています。

愛荘町にあるブラジル人学校「サンタナ学園」は、0歳から18歳までの子どもおよそ80人が通っていて、保護者からの月謝を主な収入源として経営しています。
しかし、新型コロナで仕事が減り非正規労働者の親が解雇されたり、長引く物価高などの影響で月謝を払えない家庭が増えるなどして経営難に陥り、クラウドファンディングなどで寄付を募って経営を維持しています。
園ではことし4月20日から当面必要な200万円の寄付を呼びかけています。
使いみちとしては、▼通学に使うバスの安全装置の設置費用や▼学校で働いてくれる保育士を確保する資金などです。
サンタナ学園の中田ケンコ園長は、「この学校がなくなってしまったら園に通うブラジル人や外国人の子どもたちの行き場がなくなってしまいます。これからもこの園を続けたい」と話しています。
サンタナ学園を支援するクラウドファンディングは、6月30日まで受け付けています。
問い合わせ先:
NPO法人コレジオ・サンタナ 080−4295−4483