「びわ湖疏水船」 航路延伸などの費用にあてる寄付金募集

びわ湖と京都を結ぶ水路の観光船、「びわ湖疏水船」を運営する団体が航路を延ばすための費用をクラウドファンディングで集め、今後、新しい船の整備費用などに充てることにしています。

「びわ湖疏水船」は、びわ湖の水を京都に引き込むため、およそ130年前に開通した水路を走る観光船で、滋賀県や大津市、京都市などでつくる協議会が運営しています。
協議会は、観光船の航路を現在の大津市の京阪三井寺駅近くからびわ湖の大津港まで、およそ2キロ延ばすプロジェクトを進めていて、クラウドファンディングで寄付を募っていました。
その結果、期限より1か月以上早い先月19日に、目標としていた200万円の寄付額を達成し、協議会では、今後、新しい船や船着き場周辺の整備などを進めることにしています。
寄付の募集は現在も続いていて、返礼品には延伸された観光船の先行乗船ツアーなどが用意されています。
琵琶湖疏水沿線魅力創造協議会は「この取り組みをきっかけに、多くの人にびわ湖疏水船の魅力や沿線の美しい風景、歴史などを知ってもらい、沿線地域の活性化にもつなげたい」と話していました。