小学生たちが舞台芸術に触れる 大津市のびわ湖ホールで音楽会

子どもたちに本格的な舞台芸術に触れてもらおうと、滋賀県内の小学生たちがプロのオーケストラの演奏や声楽を鑑賞する音楽会が大津市の「びわ湖ホール」で行われました。

この音楽会は、子どもたちに本格的な舞台芸術に直接触れてもらおうと、県とびわ湖芸術文化財団が開催していて、ことしで13年目になります。
1日の午前の公演には、県内20の小学校などからおよそ900人の子どもたちが招待され、京都市交響楽団の演奏やびわ湖ホール声楽アンサンブルの歌声を鑑賞しました。
音楽会では、モーツァルトやチャイコフスキーが作曲したなじみのあるクラシックなどが披露され、子どもたちは、迫力ある楽器の響きに静かに聞き入ったり曲に合わせて楽しそうに体を動かしたりしていました。
また、オーケストラの演奏で、プロの声楽家とともに歌うプログラムが新型コロナの影響で4年ぶりに行われ、子どもたちは、大きな声で「翼をください」を歌っていました。
彦根市の小学4年生の男子児童は「きれいな楽器の音色、歌声で心が震えて、リズムも心地よかったです」と話していました。
この催しは、今月9日まで行われ、県内の180校、1万1000人余りの子どもたちが招待されるということです。