近畿地方“梅雨入り” 滋賀県は30日朝にかけ強い雨のおそれ

気象台は29日、「近畿地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。
滋賀県内では30日朝にかけて局地的に強い雨が降るおそれがあり、気象台は土砂災害に十分注意するよう呼びかけています。

29日の滋賀県は、梅雨前線の影響で雨が降り続き、午後8時までの24時間に降った雨の量は、長浜市余呉で95点5ミリとなっています。
気象台は、この先1週間も曇りや雨の日が多いとして、「近畿地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。
平年と比べると8日早く、去年に比べると16日早くなっています。
5月の梅雨入りは、10年ぶりです。
気象台によりますと、前線は30日朝にかけて南下する見込みで、県内でも大気の状態が不安定となり、30日明け方にかけて局地的に雷を伴って強い雨が降るおそれがあります。
30日午後6時までの24時間に予想される雨の量はいずれも多い所で、▽北部で60ミリ、▽南部で100ミリと予想されています。
前線の活動が予想より活発となった場合、警報級の大雨となるおそれもあり、気象台は30日朝にかけて土砂災害に十分注意するよう呼びかけています。