滋賀県が既存の住宅の断熱改修や省エネ対策への補助強化へ

滋賀県は、温室効果ガスや光熱費の削減につなげようと、断熱改修や効率のいいエアコンなどを既存の住宅に設置するための補助を強化することを決め、6月1日から申請の受け付けを始めることになりました。

これは、滋賀県の三日月知事が26日の会見で明らかにしました。
新たに設けられる補助金は4つで、▽家の壁や屋根などに断熱材を入れるための改修に最大で120万円、▽最新のエアコンなど省エネ性能のいい空調設備の購入や▽高機能な換気設備の導入に最大で5万円、それに▽LED照明の購入に最大で1万円を補助するというものです。
また、▽太陽光発電システムの導入や▽蓄電池の設置、それに、▽高性能な給湯器への更新については、昨年度までの4万円から6万円だった補助額をいずれも最大で30万円までに増額するということです。
これらの補助の予算額はおよそ2億4000万円で、県は、来月1日から申請の受け付けを始めることにしています。
三日月知事は「夏は涼しく、冬は暖かいといった環境を実現するとともにCO2の削減にもつながることを実感してもらいたい」と話していました。
このほか、三日月知事は、急速に普及が進む対話式AI「チャットGPT」について、ことし7月ごろまでに、県庁での活用方針をまとめる意向を示しました。