彦根城の堀の白鳥に7羽のひなが誕生

彦根市の国宝・彦根城のお堀で飼育されている白鳥にことしもひながうまれ、かわいらしい姿で観光客や市民を楽しませています。

彦根城の「内堀」では、先週、コブハクチョウのつがいにひなが生まれたのを、城の運営管理センターの職員が確認しました。
灰色のふさふさとした毛に覆われた7羽のひなたちは、体長が10センチほどに成長していて、けさは親鳥から離れないよう、小さな水かきを盛んに動かして泳いでいました。
コブハクチョウを飼育している城の運営管理センターは毎朝、職員がコブハクチョウの好物のタンポポの葉を与えているということです。
コブハクチョウのひなが誕生するのは3年連続で、城の「中堀」では、去年うまれたもののうち無事に育った1羽が、親鳥と同じくらいの大きさにまで成長し、気持ちよさそうに泳いでいました。
ひなを見に来たという地元の女性は、「つがいが卵を温めているときから心配で見にきていましたが、きょう、生まれているのを初めて見ました。うれしくてたまりません」と話していました。
ひなが生まれてからほぼ毎日見に来ているという地元の男性は、「かわいいですね。ずっと元気で無事に育ってほしいです」と話していました。