高島市で高齢のドライバー対象に安全意識を高める体験教室

高齢ドライバーの安全意識を高めるための体験教室が18日、高島市で開かれました。

春の全国交通安全運動にあわせて、高島市内の自動車教習所で開かれた体験教室には、地元の69歳から81歳までのドライバー7人が参加しました。
初めに、参加者は、75歳以上のドライバーが運転免許を更新する際に義務づけられている認知機能検査を体験し、紙に印刷された数字の中から指示されものを選んだり5分前に見た16枚の絵のうち何枚覚えているかを試したりして、自分の集中力や記憶力を確認していました。
このあと、参加者は、教習所の指導員とともに所内のコースで車を運転し、アクセルとブレーキを間違えたことを想定して、加速してから急ブレーキを踏む動作などを体験していました。
70代の男性は「交通手段が限られる地域では、マイカーに頼らざるを得ないが、標識を見落とさないことなど、安全確認を徹底したい」と話していました。
高島警察署交通課の藤原健課長は「年齢を重ねることによる判断力や身体能力の低下を自覚することで、一層の安全運転を心がけてほしい」と話していました。