県内各地でことし初めての真夏日 2人が熱中症疑いで搬送

17日の県内は各地で気温が上がり、東近江市や大津市などでは最高気温が30度を超え、ことし初めての真夏日となりました。

彦根地方気象台によりますと、17日の県内は南から暖かい空気が流れ込み、広く晴れたことで、各地で気温が上がりました。
各地の最高気温は、▼東近江市で32.1度、▼大津市で31.8度、▼甲賀市土山で31.4度、▼甲賀市信楽で30.5度、▼長浜市唐国で30度ちょうどなど、5つの観測地点でことし初めての真夏日になりました。平年に比べて8度から9度高く、7月下旬並みの気温です。

東近江市の中心部では、日傘をさしたり、冷たい飲み物を飲んだりする人の姿が見られました。
20代の女性は、「水分補給のためにスポーツドリンクを購入しました。日ざしの強さも気になります」と話していました。
60代の女性は、「とても暑いので、日陰を探しながら歩いています。今からこんなに暑いと、ことしの夏はどうなるのか心配です」と話していました。
また、茶の販売店の従業員は、「この暑さで、ソフトクリームの売れ行きが、ふだんの2倍ほどに増えています」と話していました。
各地の消防によりますと、県内では、17日午後4時半までに、30代の男性と80代の女性の、あわせて2人が熱中症の疑いで搬送されたということです。
気象台によりますと、この暑さは18日も続き、日中の最高気温は、大津市と彦根市ともに30度と予想されています。