大津 物価高騰で苦境の大学生に滋賀県産のコメを無料で提供
物価の高騰で経済的に困っている大学生を支援しようと、大津市にある大学が大学生にコメを無料で配りました。
びわこ成蹊スポーツ大学は、物価の高騰で経済的に困っている1人暮らしの学生ら500人を対象に、10日から5日間、3キロのコメを配る取り組みを始めました。
学生の支援などをしている団体からの助成金を活用し、全国各地から来た学生に滋賀の味を知ってもらおうと、地域の農家の協力を得て滋賀県産のコメを用意したということです。
10日は、100人分のコメのほか、カレーのレトルト食品なども用意されていて、受け取った男子学生は、「スーパーやコンビニに行っても、いっぱい値上がりしていて自分ではあまり買えない物があるので、無料でもらえてうれしい」と話していました。
また女子学生は、「部活とバイトもしていてあまり料理をする時間がないので、レトルト食品は簡単に食べられて栄養もあるので、ありがたいです」と話していました。
びわこ成蹊スポーツ大学学生課の境裕之さんは、「下宿している学生は自炊しているので、お米をたくさん食べたいという声があった。県外から通っている学生が多いので、地元のお米を配布することで滋賀のことを知る、きっかけにもなってほしい」と話していました。