セブン‐イレブン 滋賀と京都の一部店舗 弁当など配送できず

今月7日からの大雨の影響で、コンビニエンスストア最大手の「セブン−イレブン・ジャパン」の配送センターの道路が崩れるなどしたため、滋賀県と京都府の一部の店舗で弁当などの配送ができず、入荷が滞っています。

今月7日からの大雨の影響で、大津市にある商品配送センターの敷地内で土砂崩れが起きました。
敷地内の道路やその下の斜面が広範囲にわたって崩れ、配送センターによりますと、トラックが通行できなくなったほか、停電も発生したため、商品の配送ができなくなったということです。
現場では、10日午前、作業員が重機を使って斜面の土砂や折れた木を片付けるなど復旧作業にあたっていました。
センターによりますと、この施設では通常、滋賀県内の224の店舗と京都府内の110の店舗に向けて弁当やおにぎりなどの食品を配送していて、「セブン−イレブン・ジャパン」では周辺のほかの施設から代替配送などを進めています。
10日昼の時点でも、滋賀県内と京都府内の一部の店では、弁当などの食品の配送ができなくなったり、遅れたりする状態は続いていて、完全復旧の見通しは立っていないということです。
10日の正午頃、大津市のJR大津駅前の店舗では、冷蔵の食料品を中心に商品が置かれていない棚が見られ、棚には「配送センター付近での土砂崩れ・道路寸断の影響で商品の供給が滞っています」と書かれた紙が貼られていました。
特にパンやデザートの棚には、ほとんど商品が置かれていませんでした。
「セブン−イレブン・ジャパン」は、「店舗への商品供給が滞り、多大なご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」とコメントしています。