米国人建築家ヴォーリズ設計の建物が宿泊施設に 近江八幡

明治から昭和にかけて活躍した建築家、ヴォーリズが手がけた近江八幡市の建物が、3月から宿泊施設として利用できるようになり、29日、内部が公開されました。

この建物は、明治から昭和にかけて近江八幡市を拠点に活躍したアメリカ人の建築家、ヴォーリズが設計した「ウォーターハウス記念館」です。
記念館は国の登録有形文化財で、これまで一般には公開されていませんでしたが、所有する団体が、地域の観光資源として活用しようと、今月、宿泊施設としての営業を始めました。
木造3階建ての建物は、ヴォーリズの知り合いのアメリカ人の自宅として1913年に建てられたもので、光や風を多く取り込むため、多くの窓が設置されているのが、ヴォーリズの設計の特徴だということです。
1日1組限定で最大9人が宿泊でき、1階のキッチンや応接室、それに2階の寝室や浴室などが利用できます。
建物を所有する団体の藪秀実 常務理事は、「宿泊した人にはヴォーリズの建築の“あたたかさ”を感じてもらいたい」と話していました。
宿泊の予約は、「ウォーターハウス記念館」のホームページなどで受け付けています。