義経ゆかりの地 竜王町で鎌倉時代の儀式にのっとり元服式
源義経が元服した場所と伝わる竜王町の鏡地区で、鎌倉時代の儀式にのっとった元服式が行われました。
この元服式は、竜王町観光協会が平成18年から、毎年、この時期に、鏡地区にある鏡神社で行い、新型コロナの感染が拡大してからは、開催が見送られてきましたが、11日、4年ぶりに行われました。
式は、事前に申し込んだ12歳から39歳の男女8人が参加し、それぞれ鎌倉時代の装束に身を包みました。
参加者は、拝殿に上がり、おはらいを受けた後、刀で髪を整える「髪上の儀」に臨みました。
そして、頭にえぼしをかぶせる「加冠の儀」が行われ、参加した人たちは、真剣な表情で、古式ゆかしい元服を体験していました。
参加した21歳の男性は「源義経が元服したとされる場所で、同じように式を体感できたので、自分も少し大人になった気がしてうれしかったです」と話していました。
また、小学6年生で12歳の女の子は「祖母にこの元服式を教えてもらい、楽しそうなので参加しました。少し緊張しましたが、大人になれた気がします」と話していました。