特産の近江牛 生産者団体が小学校で出前授業 近江八幡

滋賀県特産の近江牛について知ってもらおうと、生産者などでつくる団体が、近江八幡市の小学校で出前授業を行いました。

この授業は、近江牛の生産や流通にかかわる業者などでつくる団体が去年から行っています。
21日、近江牛を専門に扱う卸売会社の社員が近江八幡市の武佐小学校を訪れ、2年生の児童およそ40人を前に、滋賀県の一部では江戸時代から牛が食用にされていたことや、牛肉が流通するまでの過程などについて、クイズを交えて説明しました。
このあと子どもたちは、食肉の加工場で廃棄されたトレーなどを使って、びわ湖を背景に牛が立つ様子を描いた、横2.7メートル、縦1.8メートルほどの作品を制作しました。
授業を受けた児童は、「近江牛の長い歴史を知ってびっくりしました。これからも残さずおいしく食べたいと思います」と話していました。
講師を務めた卸売会社の喜多川誉浩さんは、「授業をきっかけに近江牛にかかわる仕事に関心を持ってもらい、後継者になってくれればうれしいです」と話していました。