県議会 議員バッジ18金製見直し 約200万円の予算節減に

物価の高騰が続く中、滋賀県議会は、これまで18金で作られていた議員バッジの素材を見直すことを決め、およそ200万円の節減につなげることにしています。

議員バッジは、議員が議会などに出席する際に左胸に付けるもので、滋賀県議会では昭和34年から4年に1度の選挙で当選した議員に交付しています。
新たな議員バッジは、中央の菊の花のモチーフと土台部分の素材を、これまでの18金から銀に金の薄い膜を貼り付けたものに見直すことにしました。
議会事務局によりますと、ことし4月にある統一地方選挙に向けて準備を進めていたところ、議員バッジ1つあたりの価格がこれまで2万5000円ほどだったところ物価高騰の影響で2倍の5万円程度に上がると見込まれ、仕様を見直すことにしたということです。
これによって、1つあたり6400円ほどで調達できることになり、議員44人分でおよそ200万円の節減につながるということです。
県議会事務局の吉田拓郎 主任主事は、「ほかにも18金を10金に純度を下げる案などもあったが、1番安価になる加工にした。議員にも見てもらい、見た目はほとんど変わらないので仕様を変えることにした」と話していました。
新しい議員バッジは、ことし4月9日に行われる統一地方選挙の県議会議員選挙で当選した議員に交付される予定です。