滋賀県 保育施設での事故防止へ冊子を配布 事故の事例を紹介

保育施設での子どもの事故を防ごうと滋賀県は、実際に保育施設で起きたさまざまな事故の事例を紹介し、安全対策を呼びかける冊子を作成しました。

この冊子は、各地の保育施設で子どもの事故が相次いでいることを受けて、県が作成したもので、具体的な事故の事例や事故を防ぐ効果的な取り組みが20ページにまとめられています。
具体的には、食事や水遊び、おひるねなど、注意すべき場面ごとに事故の事例を紹介していて、このうち送迎バスに園児が置き去りになった事例では、実際に県内の幼稚園の送迎バスで起きた置き去り事例を紹介して、防止対策として、乗車時と降車時に座席と子どもの人数を複数の職員で確認することや、子どもの出欠状況を職員の間で情報共有することなどを示しています。
県ではこの冊子を1000部作成し、県内の保育所や幼稚園などに配布することにしています。
県子ども・青少年局は「冊子を通じていま一度安全対策を見直していただき、事故の防止につなげてもらいたい」と話しています。