滋賀県内初の「夜間中学」 再来年4月に湖南市に開校へ
不登校などさまざまな事情で、義務教育を十分に受けられなかった人などが学ぶことができる「夜間中学」が再来年の4月に、県内で初めて湖南市に設置されることになりました。
「夜間中学」は、不登校などさまざまな理由で、義務教育を十分に受けられなかった人や外国籍の人などに学びの場を提供するもので、国は、各都道府県に少なくとも1校、設置するよう求めています。
これを受けて、湖南市教育委員会は、再来年4月に市内の甲西中学校に新たな学級を開設する形で、県内初の「夜間中学」を設置することを決めました。
受け入れる生徒は、県内在住で、不登校などで義務教育を十分に受けられなかった人や外国籍の人、中学生に戻って学び直したい社会人などを検討しているということです。
湖南市教育委員会では、今後、教員の確保や教室の整備を進めた上で生徒を募集し、再来年の4月に授業を開始することにしています。
湖南市教育委員会の松浦加代子教育長は「県と連携、協力しながら、多様な学びを希望する人に手を挙げていただき、湖南市や滋賀県ならではの夜間中学をつくりたい」と話しています。