介護必要な高齢者用宿泊療養施設 近江八幡に開設 県2か所目
滋賀県は、新型コロナの感染拡大に備えて、2か所目となる、介護が必要な高齢者専用の宿泊療養施設の運用を13日から始めました。
運用が始まったのは、近江八幡市のヴォーリズ記念病院で病棟として使われていた建物で、13日、内部が公開されました。
この施設では、新型コロナに感染し、軽症や無症状で介護が必要な高齢者を受け入れることになっていて、最大16人が個室で療養することができます。
ヴォーリズ記念病院の医師が健康観察にあたるとともに、看護師や介護士が常駐して食事の介助などを行い、療養中の人が軽い運動などができるスペースも設けられています。
高齢者専用の宿泊療養施設が開設されるのは、大津市内のホテルに次いで県内では2か所目です。
滋賀県によりますと、7月から11月にかけての感染の第7波では、介護関連の事業所でのクラスターが、第6波の3倍近くとなる198件発生し、高齢者の療養施設の確保が課題になっていました。
県健康医療福祉部の角野文彦 理事は、「この施設は、医療の提供体制や設備が充実しているので、安心して過ごしてもらえると思う」と話していました。