湖に浮かぶ鳥居が人気の白鬚神社 危険な道路横断防ぐ柵設置へ

びわ湖に浮かぶ鳥居が人気で無理に横断する人があとを絶たない、滋賀県高島市にある白鬚神社前の道路の安全対策について、県や警察などが検討を重ねた結果、びわ湖側に下りられないよう高さ1メートルほどの柵を設置することになりました。

高島市にある白鬚神社はびわ湖に浮かぶ赤い鳥居がシンボルで、幻想的な風景の写真が撮れると人気のスポットになっています。
ただ、鳥居を間近で撮影しようと、交通量が多い神社の前の道路を無理に渡る観光客があとを絶たず、去年12月には死亡事故も起きるなど、過去10年間で22件の人身事故が起きていました。
こうした状況を受けて道路を管理する国土交通省や県、それに警察などではことし5月から安全対策の検討を始め、神社の前に横断歩道を作る案も検討しましたが、ふだんから渋滞している道路がさらに渋滞するおそれがあるなどとして採用しませんでした。
そして、道路の横断を抑止する対策に力を入れることを決め、道路を渡ってもびわ湖岸に下りられないように、新たに高さ1メートルあまりの柵を道路脇に設置することにしました。
現在、ガードレールが設置されている場所にはガードレールの上にさらに30センチほどの柵を設置するということです。
柵の完成時期は未定で、国土交通省などは、今後、景観に配慮したデザインになるよう検討することにしています。

県道路保全課の久村藍子 主幹は、「白鬚神社の前は、車のスピードが出てしまう地点なので、渡らないようにしてほしい。今後、白鬚神社を紹介するパンフレットに展望台からの写真を使って、ここからでも安全に、きれいに撮影できるとPRしていきたい。将来的にはバイパスの整備によって、白鬚神社前の交通量は減少すると思うので、その時に状況を改めて確認して、横断できるようにするかどうか検討していきたい」と話していました。