びわ湖の沖島に移住した作家の櫻木みわさんが小学生に特別授業

滋賀県近江八幡市のびわ湖に浮かぶ島の小学校で、地元に住みながら執筆している作家を招いた特別授業が、行われました。

この授業は、びわ湖の島の1つ「沖島」にある小学校で開かれ、21日は、ことし2月から島に住んで執筆活動をしている作家の櫻木みわさんが、講師として招かれました。
櫻木さんは10人の児童を前に、世界各地を旅した経験を写真を交えて語り、「水道がない国では皆さんと同じ年頃の子どもが毎日、川から水をくんでいる。さまざまな経験を通して自分が置かれている環境が、当たり前のものではないということに気づいてほしい」と訴えました。
続いて、子どもたちが「うれしかったこと」などをテーマに櫻木さんと事前にやりとりを重ねて書いた作文を読み上げ、櫻木さんは、感情を文章に表現することで自分を見つめ直し、心の成長につなげることができると話しました。
6年生の男の子は、「歴史のある建物を見ることが好きなので、櫻木さんのようにさまざまな経験をして将来につなげたい」と話していました。