大津 石山寺で「美しい」と「かわいい」テーマに作品展
紫式部ゆかりの大津市の石山寺では、「美しい」と「かわいい」をテーマにした作品展が14日から開かれます。
この作品展は、コロナ禍で疲れた心を元気にしてもらおうと、彦根市のNPO法人が開きます。
作品展が14日から始まるのを前にセレモニーが行われ、仏師で彫刻家の伊原栄一さんが、紫式部をイメージして作った優しい表情の木彫の人形を石山寺の鷲尾龍華 座主に披露し、奉納しました。
作品展は「美しい」と「かわいい」をテーマに、県内在住の女性作家4人と伊原さんの作品あわせておよそ200点が展示されます。
このうち「琵琶湖彩(びわこいろ)」と名付けられた花瓶やネックレスなどのガラス作品は、びわ湖の水草を原料にし、水草に含まれる成分の化学変化によって生み出された緑や水色の色合いが特徴です。
また、びわ湖の水の色をイメージして作られた濃い青色の信楽焼の皿なども展示・販売されます。
NPO法人の糸井弓鈴事務局長は、「石山寺の境内には美しい景色が広がっています。そんな場所で作品を見ていただくことで、みやびな気分や癒やしを感じてほしい」と話していました。
この作品展は14日から18日まで開かれます。