安倍元首相「国葬」県庁と6市町庁舎で半旗を掲揚 抗議集会も

安倍元総理大臣の「国葬」が、27日、東京で行われ、県内でも県庁と6つの市町の庁舎で半旗が掲げられました。

ことし7月、参議院選挙の応援演説中に銃撃されて亡くなった安倍元総理大臣の「国葬」は、27日午後、東京・千代田区の日本武道館で行われました。
「国葬」にあわせて、県庁では午前8時半に本庁舎の屋上に弔意を示す半旗が掲げられました。
27日は、本庁舎のほか、新館と議会、それに県内に7か所ある合同庁舎にも半旗が掲げられたということです。
県によりますと、おととし(令和2年)行われた中曽根康弘元総理大臣の合同葬の際にも、県庁などに半旗が掲げられ職員が黙とうしましたが、今回は弔意の強制につながらないよう、職員による黙とうは行われなかったということです。
このほか県内では、甲賀市、野洲市、高島市、東近江市、愛荘町、多賀町の6つの市町で庁舎などに半旗を掲げたということです。
また三日月知事と、滋賀県市長会の代表として東近江市の小椋正清 市長、滋賀県町村会の代表として多賀町の久保久良 町長が「国葬」に参列したほか、近江八幡市の小西理 市長と甲賀市の岩永裕貴 市長が個人として参列したということです。

【「国葬」について大津市民は】
安倍元総理大臣の「国葬」について、JR大津駅前で聞きました。
大津市の60代の男性は、「衝撃的な事件ではありましたが、国葬をする基準が明確じゃないと思いますし、なぜ今回国葬なのかわかりません」と話していました。
大阪からきた40代の女性は、「安倍さんが亡くなったことは心から哀悼の意を表したいと思いますが、あそこまで大々的にするのは私の中では納得していません」と話していました。
大津市の30代の母親は、「安倍さんは長く総理をやられていたので国葬はいいと思います。ただ、もうちょっとお金の使われ方について説明してほしかったです」と話していました。

【県庁前で抗議集会】
一方、県庁前では、安倍元総理大臣の「国葬」が始まった午後2時にあわせて、「国葬」の実施に反対する市民団体のメンバーなどおよそ100人が集まりました。
集会では参加者が順番にマイクを握り、「国会でのきちんとした論議も行われず、予算の根拠もない中で行われる国葬は断固として認めるわけにはいかない」とか、「物価高のいま法的根拠のない行事に多額の税金を使って強行することは許されない」などと訴えていました。
そして、参加者たちは「国葬反対」などと書かれたプラカードやのぼりを掲げ、「国葬やめろ」「税金使うな」などと抗議の声を上げていました。
市民集会の事務局を務める中川哲也さんは、「1個人を国の功績のあった人物として特別に国葬を行うということについては、法の下の平等に反する。私たちの税金を使って行うことは許されない」と話していました。