台風14号 滋賀県では鉄道が一時運転見合せ 強風の影響続く

列島を横断した台風14号。
滋賀県でも一時、県内を走る鉄道がすべて運転を見合わせるなど大きな影響が出ました。
台風に伴う強風の影響は20日も続きました。

20日午前10時ごろの大津市和邇では、台風の吹き返しとみられる北風が強まっていました。
大津市南小松では午前8時半前に29.1メートル、彦根市では午前5時すぎに21.1メートルの最大瞬間風速を観測しました。
この強風のため、JR湖西線は和邇駅と近江塩津駅の間で始発から運転見合わせました。
大津市内の小中学校3校が休校になったほか、北大津高校など5校で始業時間を遅らせたということです。
また、強い北風のため、気温がぐんぐん下がりました。
各地の最低気温は、甲賀市土山で18度、高島市今津で18.7度、長浜市で19度など、各地で19日の最低気温より5度から6度も低く、秋を感じるような涼しい気温になりました。
19日夜、滋賀県に最接近した台風14号。
降り始めからの雨量は長浜市余呉で103.5ミリ、高島市朽木で93ミリを観測しました。
強い風による被害も出ました。
国の重要文化財に指定されている彦根城の「馬屋」の門扉は
19日午前9時前、大きな音のあと倒れていたということです。
彦根市では当時、21.3メートルの最大瞬間風速を観測していました。
さらに、国宝・天守の外壁の一部もはがれ落ちているのが見つかりました。
3層ある天守のうち、2層目の北側の外壁で、幅およそ1メートル、高さおよそ15センチにわたりしっくいがはがれていたということです。
彦根市は、県や国と修復方法を協議することにしています。

19日昼ごろ、近江八幡市では強風の影響で、ビルの外壁のタイルが1平方メートルほどはがれ、歩道に落下しました。
けが人はいなかったということです。
県によりますと、今回の台風による人や住宅への被害はこれまでのところ報告されていないということです。