甲賀市の野洲川に兵庫県のオオサンショウウオ 人の手で移動か

ことし6月、滋賀県甲賀市の川で国の特別天然記念物のオオサンショウウオが見つかりました。
保護団体が調べたところ、兵庫県から持ち込まれた個体とみられ、団体は生態系に影響を与えるおそれがあるとしてオオサンショウウオを移動させないよう呼びかけています。

ことし6月、甲賀市の野洲川で地元の人が体長85センチ、体重4.4キロのオオサンショウウオを見つけました。
周辺で近年、目撃情報はなく、連絡を受けた保護団体が調べたところ、このオオサンショウウオには個体識別用のマイクロチップが埋め込まれていて、10年前に兵庫県三田市の武庫川の支流で生息が確認された個体だったということです。
保護団体によりますと、2つの川は遠く離れ、つながっていないことから、見つかった個体は人の手で野洲川に持ち込まれた可能性が高いということです。
国の特別天然記念物のオオサンショウウオは西日本の一部の地域に生息し、無許可で捕獲したり移動させたりすることが禁止されています。
「滋賀のオオサンショウウオを守る会」の齊藤修 会長は、「オオサンショウウオには海外から入ってきた個体との交雑種も増えていて、移動させると日本の固有種の減少につながるなど、生態系に影響を与えるおそれがある。移動させないでほしい」としています。