滋賀県の最低賃金 過去最大の31円引き上げで時給927円に

滋賀県内の最低賃金を検討する滋賀労働局の審議会は10日、時給を31円引き上げて927円とする答申を行いました。
引き上げ額は過去最大で、新しい最低賃金はことし10月から適用される見通しです。

最低賃金は企業が従業員に最低限支払わなければならない賃金で、都道府県ごとに異なり、滋賀県は現在、時給896円です。
今年度の最低賃金について厚生労働省の審議会は今月1日、滋賀県では31円引き上げるとする目安を示していて、県内の労使代表などでつくる滋賀労働局の審議会で協議が行われていました。
その結果、審議会は10日、国の目安どおり31円引き上げ、927円とするよう滋賀労働局の小島裕 局長に答申しました。
引き上げの答申は19年連続で、厚生労働省が目安を示す制度が始まった昭和53年度以降、過去最大の引き上げ額だということです。
審議会の会長を務める平井建志 弁護士は「労使双方とも最低賃金の引き上げに異論はなかったが、労働者側が物価高に見合った1円でも高い引き上げを求めたのに対し、中小零細企業の経営者は原材料価格の高騰などで支払い能力が苦しいとして、上げ幅について意見の相違もみられた」と話していました。
滋賀労働局では今月25日まで異議の申し立てを受け付けていて、早ければことし10月6日から新たな最低賃金が適用される見通しです。