滋賀県でコメの害虫カメムシの発生増加 2年ぶりに県が注意報

滋賀県内で、コメの品質低下を招く害虫のカメムシが過去10年間で最も多く発生していて、被害が増加するおそれがあるとして、県は、2年ぶりに注意報を出して、農家に薬剤の散布などの対策を呼びかけています。

県の病害虫防除所によりますと、今月6日から8日にかけて、県内の水田のあぜ36か所で、害虫の調査を行ったところ、稲の栄養分を吸い取って米粒を変色させ、品質を低下させる「斑点米カメムシ類」の生息数が平均で88.3匹と、平年の46.2匹の2倍近くになり、過去10年間で最も多く発生していたということです。
このうち、特に大きさが5ミリ程度で、小型のアカスジカスミカメとアカヒゲホソミドリカスミカメは県内全域で多く、16ミリ前後と大型のクモヘリカメムシは山間部を中心に多いということです。
県は、気象台の1か月予報によると、今後も気温が高く、カメムシの活動に適した天候が続く見通しで、被害が増えるおそれがあるとして、県内全域に病害虫発生の注意報を出しました。
注意報が出されたのは2年ぶりで、県では、農家に対して、カメムシが集まりやすいイネ科の雑草の除草や薬剤の散布などの対策の徹底を呼びかけています。