ヤングケアラー支援 大津市のNPOが居場所作りなど事業開始

大津市のNPOが家族の介護や世話をしているいわゆる「ヤングケアラー」の子どもたちを支援するため、子どもたちが安心して過ごせる居場所作りなどに取り組むことになり、16日、説明会が開かれました。

滋賀県の補助を受けてヤングケアラーの支援事業を行うのは大津市のNPO「こどもソーシャルワークセンター」です。
16日は、来週から支援事業を始めるのを前に、県の担当者や大学教授などを招いて、大津市で説明会を開きました。
この中で、団体の幸重忠孝理事長は、ヤングケアラーの子どもたちから「学校や家とは違う居場所がほしい」という声が多いことを紹介した上で、今回の支援事業では、対面とオンラインを併用した悩み相談を毎週行うことやヤングケアラーの経験がある高校生や大学生などに、当事者の子どもたち向けのイベントを年15回ほど企画してもらうことが説明されました。
そして、担当職員の東岡伶弥さん(25)が自身も2人の妹やおいの世話をしながら家事や勉強をしていた経験から、「子どもたちは苦しんでいます。生の声をしっかり聞いて、スピード感を持って支援しないといけない」と訴えました。
団体の幸重理事長は「子どもにとって、家庭の事情を相談するのはとても労力が必要です。まずは楽しく参加してもらえるような居場所を作り、支援の入り口にしていきたい」と話していました。