堺市長選 永藤氏が再選

現職と新人の2人による争いとなった大阪・堺市の市長選挙は、大阪維新の会の現職の永藤英機氏が2回目の当選を果たしました。

堺市長選挙の開票結果です。
▼永藤英機、大阪維新の会、現。
当選。
13万9295票。
▼野村友昭、無所属、新。
8万8077票。
大阪維新の会の現職の永藤英機氏が、無所属の新人を抑え、2回目の当選を果たしました。
永藤氏は、兵庫県芦屋市出身の46歳。
大阪府議会議員を経て、前回4年前の市長選挙で初当選しました。
選挙戦では、▽新型コロナへの対応など1期4年の実績を強調するとともに、▽持続可能な財政運営の堅持や▽小学校の給食費を今年度の2学期と3学期、無償化することなどを訴えました。
そして、大阪維新の会の支持層を固めたほか、自民党の支持層や支持政党を持たない無党派層などからも幅広く支持を集めました。
永藤氏は、「堺市政を過去に戻すわけにはいかないという強い危機感をもって今回の選挙に臨んだ。これからの4年間で、より多くの皆さまに『堺が本当によくなった』『将来に夢と希望が持てる』と感じてもらえるよう、引き続き全身全霊で堺市政に取り組んでいく」と述べました。
今回の堺市長選挙の投票率は34.12%で、4年前の前回選挙を6.71ポイント、下回りました。

【吉村代表“堺の成長に連携”】
大阪維新の会の吉村代表は、記者団に対し、「公約で掲げた小学校給食の無償化など、堺市民の皆さんに約束したことを実行するよう期待している。堺の成長、発展に向けたまちづくりを、知事として僕自身も連携しながら進めたい」と述べました。